今日は、南条小学校4年生48名を対象にねずみ大根の種まきの事前学習会を開催しました。
冒頭、「ねずみ大根を食べたことがある人」と尋ねてみると、3分の1くらいの子どもたちが手を挙げてくれたのは意外でした。個人的には、辛味もあるため、5人ぐらいかなと思っていたのですが、これで種まきも関心をもって作業をしてもらえるかな・・・と感じました。
学習会の内容は、ねずみ大根の来歴や、名前の由来、あまっもっくらした味の秘密、おしぼりうどん、そして最後に種まきの方法と30分あまりの間の説明でしたが、先生から学習会の内容を3択クイズにして出題されると、見事に正解していました。
種まき本番は9月3日の予定ですが、今から楽しみな学習会となりました。
新型コロナウイルス禍のなか、今年の実施はどうなるか心配していた小学生と高校生へのねずみ大根の栽培体験ですが、学校側からの要望をいただき、町内3小学校と高校で実施することになり、今日は村上小学校の種まきを行いました。
本来ならば、生長の良い方を残して、一方を取り除く「間引き作業」も実践してもらうため、2粒播きをしたかったのですが、種の確保が厳しいため、1粒播きに挑戦してもらいました。暑いなか、マスクを着用しての子どもたちの作業は見ていても大変そうでしたが、作業は30分ほどで終了。大勢で実施する作業は早いなあと感じるほど、あっという間でした。
その後は、一般の生産者も利用している「播種器」での種まきにもトライしてもらい、初めてでも簡単に作業ができることを体験してもらいました。
このところ、近隣の上田市や長野市では夕立があったと耳にしますが、そのなかでも坂城町は全く雨が降らず、子供たちのためにも恵みの雨があることを祈るばかりです。
子供たち55名を前に、地元代表者からの挨拶。
1粒ずつ慎重に種まきをする様子。
播種器による種まきに挑戦。初めての子でも上手く出来ていました。
今年の7月は雨ばかり降っていましたが、8月になると一転して雨が降らない日が続いています。 天候によって作業ができない心配はありませんが、猛暑が続くなか、今年もねずみ大根の種まきを控え、畑づくりの準備を始めました。
まずは、肥料と石灰の散布ですが、畑が40アールあるため、石灰が20㎏袋で40袋、肥料は20㎏袋で14袋と合計54袋をエンジン付きの散布機で半日かけて散布した後、トラクターで耕うん作業です。2回起こしをしなければならないため、こちらの作業も4時間ほど掛かって、ようやく完了しました。
あとは、肥料や石灰が土に馴染むためにも、雨が早く降ってほしいと願うばかりです。
耕うんをする前の様子。雨が降らないので、草もそれほど伸びていません。
1回起こしが一部終わったところ、まだ草が鋤き込まれていないのが良く判ります。
ようやく、2回起こしが終わったところ。
今日は村上小学校の種まきを、協議会に加盟している「自在の里」の皆さんを講師として実施しました。
自在の里では、ねずみ大根を80アールほど作付しており、面積もさることながら、手作業で実施していることを考えると頭が下がる思いです。
今日の種まき体験では、自在の里の方たちが実践している方法で100平方メートルぐらいの面積を種まきをしてもらいました。
方法は、直径20センチメートルぐらいの手押し式のローラーに、4センチメートルぐらいの突起物が等間隔についている道具で、種を播く穴をつけ、そこに種を1粒ずつ播くというものです。
この方法だと、発芽の揃いが良く、誰がやっても失敗しないということで、児童の皆さんもあっという間に作業を終えていました。
「自在の里」の方々と児童の皆さん
オリジナルの種まきの方法を発案した鈴木さんによる説明
黙々と種まきをする児童たち
先日の南条小学校に続き、坂城小学校でも種まきをしました。
小学校の「さわやか委員会」の方々お二人にもご協力いただいて、畑の準備と先生役を担っていただきました。
200平方メートルほどある畑のうち、半分ほどの面積をグループに分かれて種まきしましたので、一人あたり5mほどの割り当てでしょうか。
慣れない手付きで、溝を切って2粒ずつ種をまき、1時間ほどで終了しました。
次は間引き作業ですので、3週間後に作業することを確認して、今日の作業を終えました。
講師役の小宮山さんと児童たち
この後、自分が種まきしたところへ名札を付けて観察していく予定です。
最後に記念撮影