前回、発芽を確認してから5日が経過したので、今日、久しぶりに圃場へ様子を確認に行ってみました。心配された発芽率も9割ぐらいでしょうか。順調に生育しているようですが、雑草も同時に生長しているのが気になるところです。
もう少し経過してから、今度は畝間の除草を管理機で実施しなければならないところですが、これだけ面積があると容易ではありません。協議会メンバーの出番もまた近い日にあるかもしれません。
心配された台風9号の被害はおかげさまで、雨が多少降った程度でほぼありませんでした。周囲を山で囲まれている坂城町は比較的、災害が少ないのですが、今年はゲリラ豪雨が局所的に発生しているので、油断できません。
今日、先日6日に播種した協議会の圃場へ行ってみると、「ねずみ大根」が所々で発芽し始めていました。人によっては、9割程度の芽が出たという人もいれば、雨のない時期に撒いた人は先日の雨で発芽すると思いきや、芽揃いが悪いという人もあり、やはり種を撒くタイミングは馴れた生産者でも難しいところです。
もう少し様子をみないと判りませんが、今のところ発芽率は4~5割といったところでしょうか。今後、発芽率が改善されないようであれば、部分的に撒き直しをしなければなりませんので、注意して観察していこうと思います。
本年度、県の「元気づくり支援金」をいただくなかで、新幹線の作業用トンネルを利用して、原木きのこを生産販売している「お~い原木(げんき)会」と同じくトンネルでホワイトアスパラガスを生産している「坂城町明日の農業を考える会」、町の農産物を使った農産加工販売を手掛けている「味ロッジわくわくさかき」、そして私共「坂城町ねずみ大根振興協議会」の4団体と坂城町農業支援センターが中心となって、町の支援を受けるなか、農産物直売所の開設に取り組んでいます。
建屋は、農産物や加工品を販売する直売スペースと「おしぼりうどん」を提供する飲食スペースで構成されており、国道18号線沿いの敷地に建設するということで、今日はその棟上を行いました。10月中旬には、この直売所で「ねずみ大根」や農産物なども販売する予定ですので、ご期待ください。
9月19日(日)にオリンピックスタジアムで開催される信濃グランセローズの公式戦でタイアップ企画「坂城町の日 秋だ!実りだ!ねずみ大根祭り」と題してイベントが開催されます。当日は、カラーボール抽選による坂城町の数々の品が当たります。詳しくは信濃毎日新聞をチェックしていてください。
タイミングの良いことに昨晩、待望の雨が降りました!(8月31日にも降ったのですが・・・)今日は協議会の播種日ということで、非常にグッドタイミングでした。雨が降るのを心待ちにしていた協議会メンバーもこれから一斉に播種作業を実施するようですが、この時期の雨は降水量の少ない坂城町では非常に貴重な天の恵みです。
今日は、協議会のメンバー18名と長野農業改良普及センター、ちくま農協、坂城町の関係者が作業を行い、朝から太陽が照りつける 暑いなか、お昼過ぎまで掛かって50アールの播種を終えました。
基本的に播種器を使うと、種まきと同時に薬剤も撒かれるので、1人でもなんとか作業ができるのですが、なんといっても作業は大人数でやった方が楽しいので、畝間の目印を立てる人、播種器を使う人、部分的に覆土をする人に分かれて作業を実施しています。
左の写真が播種器で、今日の作業では2台で行いました。この器械を導入してから、7年くらいになりますが、以前は手で種を2粒ずつ撒いていたことを考えると、作業性が飛躍的に向上しました。その代わりに、間引きのねずみ大根を味噌汁に入れたりして味わう楽しみはなくなり、残念ではありますが・・・。